971203 水曜日 何が原因か、/ になっている /dev/sd0a が論理的にこわれてしまい、 当然 boot も出来なくなってしまった。 ○ 状況 NetBSD-1.2E, sun-3x で、 / /dev/sd0a /usr /dev/sd0d /var /dev/sd0h となっている機械で、 boot しようとすると sd: sense key = 0 となって起動しない ○ 原因の調査 実はこわれていたのは / を含む Quantum LPS 170MBytes のうち / の /dev/sd0a だけで、それは、(後で調べて分ったことだが) mount は出来るが、そこに cd しようとすると not directory となる yes | fsck をすると、 lost+found しかない。 落ちたのは Dec 3 02:05 頃 /var/tmp には次のものが残っている。 root@tateyama 14:45:45/971203(/sd2h)# ls -l tmp/_secure*.1840 -rw------- 1 root wheel 28368 Dec 3 02:10 tmp/_secure2.1840 -rw------- 1 root wheel 0 Dec 3 02:10 tmp/_secure3.1840 -rw------- 1 root wheel 36816 Dec 3 02:10 tmp/_secure5.1840 -rw------- 1 root wheel 27 Dec 3 02:12 tmp/_secure6.1840 daily が走っている時のように見える。 ということの他は取敢ず、分っていない。 ○ 復旧 / がこわれているので、起動は出来ない。別の disk を使い、 QIC-150 の起動 tape から起動して、swap に写したもので作業をする。 install script を使って、ここから他の媒体を読むという直前まで 行ってから、 mount /dev/sd0a /mnt mount /dev/sd0d /mnt/usr mount /dev/sd0h /mnt/var のように仮のところに mount し、また /etc/hosts に tape 装置のついている機械を教えておいて、二日前の full backup から cd /mnt ; restore rbvf 112 komekome:/dev/nrst0 cd /mnt/usr ; restore rbvf 112 komekome:/dev/nrst0 cd /mnt/var ; restore rbvf 112 komekome:/dev/nrst0 のようにして戻す。二つの restore の間には tape のついている 機械の方で mt -f /dev/nrst0 fsf が必要だった。 cd /usr/mdec してから次のように installboot する。 ------------------------------------------------------ # ./installboot -v -h /mnt/ufsboot bootxx /dev/rsd0a boot: /mnt/ufsboot proto: bootxx device: /dev/rsd0a bootxx: entry point 0x240000 proto bootblock size 3584 room for 64 filesystem blocks at 0x240c4c Will load 1 blocks of size 8192 each. 0: 2672 # ------------------------------------------------------ これで何とか無事に起動する。13:30。停止時間 11 時間。 二日前の backup なので、古いこわれたと思われる disk もつな ぐと /usr, /var が残っているので、手作業で少し戻す ただし、scsi id の小さい方から sd0,sd1 と振っていくことを忘 れていたので、一回目は追加の disk が sd1 に入り込んでしまい 少しびっくりした。 また /var/backup に /etc の写しが残っているので、それも使う。 万一にそなえて、こわれてしまった方に、いまのものを写して 簡単に作業が出来るようにしておこう。 ○その後 sendmail が走っていなかった。/etc/netstart を変更する必要 があるのを少しも理解していなかった。 named, amd などもこちらで設定するものと気が付くが、実は /etc/rc.local に書いてあるので、こちらはそのままにする。