これでは時間がかってしまうのも当然です。 そこで、いくつか同時に(並行して)処理をします。 そうするとある特定の一通の配送に時間がかかっても、 その待っている間に他のメールを転送することにより全体の配送時間を短 縮することが出来ます。
そういう処理をしてくれるのが、 WIDE project の中村素典さんが作った smtpfeed です。 これを sendmail.cf に設定して、sendmail の後に控えさせておきます。
そうすると、majordomo からは sendmail を起動するだけで、 (状況にもよるのですが) 十倍以上の高速化が得られます。 smtpfeed は安易な設定するだけでも、このような効果があります。 その他さらに様々な調整が出来るようですが、今回はその安易な設定だけ をして見ます。
sendmail については、
「一回の SMTP での接続作業の際に転送可能な受信者数を大幅に増やす必
要がある」
ので WIDE patch を当てます。これらの smtpfeed や WIDE patch は
ftp://ftp.kyoto.wide.ad.jp/pub/mail/smtpfeed/
から入手出来ます。
(1) sendmail に WIDE patch (名前は例えば sendmail893+3.2W.patch.gz )を当てて ./Build; ./Build install (2) smtpfeed の make と make install (/usr/libexec/smtpfeed などに入ります) (3) CF を使って sendmail.cf を作るのに六行 だけ変更(または追加)で出来ます。CF の変更点は図 に示します。も し CF を使わないで設定したいという場合には (例えば) smtpfeed-1.01/INSTALL.j に詳しい説 明がありますので、そちらを参照して下さい。 詳しいことを知りたい場合は smtpfeed の配布に 含まれる 大文字.j の譜に日本語で説明がありま すので、是非お読みになって下さい。
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